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サンフラワーの施設長の備忘録とつぶやきです。偶に毒を吐きますが毒性は弱めです。
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1971/06/05
【職業】
施設長
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介護保険の10月改正で介護報酬から食事に係る費用が除かれることとなり、介護保険施設はもとより、通所サービスに関しても、料金設定で頭を抱えてるところは多いでしょう。

そこで、一つの資料として、ある団体が平成9年に行った調査の一部を掲載することにします。

**************以下、抜粋開始******************

○○会の協力で平成9年3月に行ったこの調査は、ひとり暮らしやふたり暮らし高齢者の人などを対象に行ったもので、ひとり暮らし高齢者105人、ふたり暮らし高齢者27人、その他寝たきり高齢者や障害者など9人、合計141人からの回答をいただきました。

 この調査結果で明らかになった課題を、いくつか拾ってみました。

★少ないおかずの種類

 広辞苑によれば副食であるおかず(御数)は、数を取りあわせるという意味があるそうです。つまり、栄養のバランスをとるうえでも、いろいろな食品をかずかず食べることが大切だということなのでしょう。

 調査では、「1回の食事におかずは何品つくりますか」の問いに、3%(4人)の人が「一品ぐらい」と答え、次いで「二品ぐらい」が48%(68人)で、約半数の人が一品か二品のおかずで食事をしていることになります。

 さらに、「一品ぐらい」と答えたほとんどの人が、「どちらかといえば同じものを続けて食べることが多い」と答え、「インスタント食品など簡単に料理できるものを多く食べている」と答えています。

 また、「二品ぐらい」と答えた人のなかでも、78%の人が「どちらかといえば同じものを続けて食べることが多い」と答えています。

 「年をとっているから粗食でよい」という声も聞かれます。たしかに、高齢になれば当然身体活動が少なくなりますから、食事の量は少なくなるのは当たり前なのですが、栄養のバランスという点では、高齢者も若い人と同じように大切です。ごはんなどの主食とおかずが一品か二品で、まして摂取量は少なく、さらにインスタント食品や市販のお惣菜が多いとなれば、栄養のバランスもくずれて当然ということになります。

★約6割が「同じものを続けて食べることが多い」

 食事の内容について、「インスタント食品など簡単に料理できるものを多く食べている」と答えた人は、男性が23%(11人)、女性が10%(9人)、全体で約一割強の人がそう答えています。

 また、「どちらかといえば同じものを続けて食べることが多い」と答えた人は、男性で70%(33人)、女性で59%、全体で約6割の人がそう答えています。昭和61年の調査では57%でしたから、若干増えたことになります。

 さらに、これらの人の約4割が「手を加えた料理をつくっているが、栄養のことは考えていない」と答え、さらに「インスタント食品など簡単に料理できるものを多く食べている」という人が2割近くありました。

***************以上、抜粋終了*****************

高齢者の食に関する改善指針と言いますか、国の方向性は確実にこの方向を示しています。
ただ、実態は実態とし、こういう事が原因で、健康寿命に大きな影響を及ぼしたのかどうなのか、私自身、精査しなければならず、いろんな報告書等にも目を通さなければと思っています。

事業存続・維持や顧客満足度、両者を満たす条件などあり得ないと思うのですが、今やるべき事を見失っては、事業存続・維持も顧客満足度も得られないように感じます。
時期的には、せっぱ詰まった感が否めませんが、もう少し視点を修正する必要があるようです。
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